近年ビルの屋上や倉庫・集合住宅の屋根、空き地などに、太陽光パネルを設置する会社が増えています。
その理由は、産業用太陽光発電の全量買取制度がスタートし、安定した収益事業として取り入れることが可能になったたため。
空きスペースを有効活用することで、電気代節約や新たな収入源の確保、非常用電源の保証など、様々なメリットが期待できます。
CO2削減にも貢献できるため、企業としてのイメージアップにもつながります。
■ここがメリット!産業用太陽光発電
◎高い単価での全量買取制度
平成24年から産業用太陽光発電による電気の全量固定価格買取制度がスタートしました。
以前は設備投資が大きい割に売電できる余剰電力がほとんどなく、売電単価も安いため経済的メリットはほとんどなかったのですが、安定収益事業として道が拓けてきたため、参入する企業も増えてきています。
◎非常用電源の確保
地震などの被害が起こった場合、電力会社からの電気供給がストップしてしまう危険があります。
そんなもしもの事態にも、自家発電の設備を持っていれば安心。
電気の復旧が遅い場合などにも、最低限の電力を確保することが可能です。
また、今後は電気料金が上昇していく見込みなので、電力会社からの電力と併用することで、電気代の削減にもつながります。
◎CSRとしての効果が高まる
日本における電力消費の6割以上を占めている産業界。
電力の自給率を高め、いかにCO2削減を図るかが、今大きな課題となっています。
太陽光発電を利用することで、地域環境に貢献するクリーンな会社としてのイメージを与えることができます。